初めてのホーチミン滞在記_1日目【ベトナム】

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諸事情あって、先日ホーチミンへ出張に行く機会があった。
日程は12/10(水)〜12/15(月)の6日間。
初めて足を踏み入れる地で、正直なところ不安も抱えていた。
この記事ではどんな事があったのか、つらつらと書いていこうかと思う。

先に書いておくと1日目の12/10は、ほぼ移動のみで終わる一日だった。
なのでここからの文章は、海外慣れしている方にとっては退屈なものかもしれない。

自宅を出発し、まずはヨドバシカメラへ向かった。
スマホを盗られるリスクがあると事前に調べていたので、いつもはケースも付けずに使っているiPhone用のケースを購入する。
手首にかけておけるストラップを装着し、これで盗難対策は問題ないはずだ。

今回は初めてで不安なので、少々高めではあったがJAL直行便を選択している。
11:00頃に仙台駅を出発し、新幹線で東京駅へ。
東京駅からは成田エクスプレスを使用し、空港第2ターミナルへ。
成田空港へ来たのはもう20年くらい前の事だったと思うが、今は顔認証システムが導入されていて実にスムーズなチェックイン手続きができるようになっていて大変驚いた(Face Expressというらしい、詳細はこちら
あれよあれよとセキュリティチェックを終え、出国手続きが終了した。

ここで私がまず困ったのは食事とお金の問題だ。
1つ目は食事だ。とても中途半端な時間での移動が続き、小腹が空いたので何か食べようと思ったがここはすでに出国手続きを終えたエリアだ。カレーでさえ1皿2,000円の高級品になっているのである。
さすがに小腹を満たすのに2,000円を払うわけにはいかないので、売店でおにぎりを買う事にした。おにぎりでも1つ190円である。
2つ目はお金の問題だ。日本の銀行口座しか持っていないので、今のうちにお金を引き出しておかないと現地で困る事になるだろうと思い、ATMを探す。ちなみにこの時の所持金が2,000円だったので余計に驚いた。
無事にATMを見つけるが、ここでトラップに引っかかる。
「制限エリア」と呼ばれるこの場所では、3万円しか引き出しができないのだ。実質滞在4日とはいえ3万円ではいささか心配ではないか。しかしもう制限エリアを脱出する事はできない。あとはもうなんとかカードが使えることを祈るしかない(ちなみに3万円制限というのは1回あたりの引き出し限度額だったと気付いたのは帰国後のことである)と思い、宮城にいるうちに引き出しておけば良かったと後悔した。

Face Expressのおかげもあり、フライトまでだいぶ時間があったので免税店を見て回ることにする。
ブランド品やお酒、たばこなどがデパートのように並んでおり、どれもこれもいい値段である。ブランド好きであればきっと何か買っていたのかもしれない。

フライトの時刻になり、搭乗口まで移動して乗り込んだ。


いよいよ機体が動き出し、滑走路まで移動していく。
空港が相当広いのだろう、飛び立つまで約25分くらい陸路を走っていたように思う。
そして無事に離陸した機体は、ゆっくりと高度を上げていった。

しばらくすると機内Wi-Fiが使用できるようになった。今どきの飛行機は機内でインターネットが使えるというのだから使わない手はない。使用手続きを済ませ、無事に接続された。エコノミークラスでは1時間無料、延長するには14ドルだったかを払う必要がある(ファーストやビジネスはずっと無料らしい)
私はPCとスマホを持ち込んだので2台で2時間使わせていただいた。

LCCと違って機内サービスがとても充実していた。飲み物はしょっちゅう持ってきてくれるし、機内食もなかなかのボリュームだった。デザートにハーゲンダッツまで提供される。


さらには座席にディスプレイ(USBポートまである)が付いていて、映画やらフライトマップやら音楽やら色々と楽しむ事ができる。長時間フライトを少しでも快適にという心遣いに感動した。とはいえ最後まで寝付くことは出来ず、なかなか辛い時間であった。

約7時間のフライトを終え、無事に着陸する。事前に契約しておいたeSIMに切り替えると3Gの表示になった。空港付近だから電波が悪いのかもしれない。ちなみに今回契約したeSIMは「eSIM square」というサービスで7日間無制限で1,448円と格安なのでおすすめだ(詳細はこちら


疲れ切った身体を早く休めたいと思っていた矢先、とんでもないものを目にしてしまった。出国審査待ちの行列である。いつになったら空港を出られるのだろうかという絶望と共に、冬の日本とは大きく異なる暑さが襲ってきた。ゲートは複数あるが、それでも全く進まない。時折新たにゲートが空くと外国の方達が歓声をあげて拍手していたのが印象的だった。結果、出国審査ゲートを通るまでに1時間40分を要した。
荷物を受け取り、宿へ向かう前に空港で現地通貨(VND)に両替しておく事にした。正直、空港での両替はレートが悪いので気乗りしなかったが、初ベトナムで外貨が全くない状態では不安なので仕方ない。

タクシーの呼び込みがすごくて、事前にインストールしておいたGrabというタクシーアプリ(日本でいうGOのようなアプリ)を使用するつもりだったが、この疲れた状態で失敗したくないので呼び込みに応じる事にした。ホテルまでの料金は350,000ドン(2,000円くらい)とGrabよりは全然高いのだが、日本から来たばかりの私からするとそれでも安く感じた。

無事にホテル前に到着し、いよいよ休めると思ったら新たなトラブルが発生する。なんと時間が遅いせいか、ホテルのシャッターが締まっているのである(これは後日知るのだが、呼び鈴があってそれを鳴らせば良かったようだ)
自分の携帯は発信ができないので、タクシードライバーにお願いして電話してもらうが繋がらない。今日は諦めて別の宿を探すしかないと覚悟を決めた。引き続き同じタクシーに乗って宿探しを手伝ってもらった。ベトナム語は全くわからないので、なんとかカタコトの英語や、翻訳アプリを駆使してコミュニケーションを取り、やっと空いているホテルに到着する。
チェックインを済ませて部屋に案内されたが、唖然とした。ただ休めればいい、贅沢は言わないと思っていたもののここまでとは思わなかった。
とはいえもうどうやっても仕方がないので、冷蔵庫に入っていた現地の缶ビールを飲み干し、蚊のいる部屋で疲れた身体をベッドに投げ出し、爆睡した。宮城県の自宅を出発してから18時間後の事である。

こうして1日目が終わった。

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